野菜

行った場所の記録

新大久保に行ってきた

タピオカ、アリランホットドッグ。韓流アイドル。韓国コスメ。今の若者の流行をぎゅっと凝縮したような街。新大久保に行ってきた。

前々から行ってみたいとは思っていた。若者文化に触れたい、コリアンタウンを見てみたい、キムチとチーズを食べたいという思いを抱えつつ半日ほど散歩をしてきた。

新宿から思いのほか近いことに驚きつつ、歩いて向かってみると想像よりはこじんまりした通りがあった。一歩外れると閑静な住宅街が現れて驚いた。さて、楽しむぞ!と意気込んだものの、K-POPやコスメ、タピオカに疎いわたしは即座に特にどこにも立ち寄ることのない散歩マシーンと化した。アイドルとコスメが混在する空間には足を踏み入れられず、タピオカを買うこともせずストイックな歩行を続ける中、ソウル市場にたどり着いた。

ソウル市場、端的に言えばカルディコーヒーの韓国限定版だろうか。キムチの種類がとても豊富なところと、韓国料理のお惣菜をおばちゃん達が作っている過程を至近距離で見られるところが良かった。

一通り商品を見て、キムチの試食をした後、キムチチーズのホットクを食べた。金髪におしゃれなメガネをかけたお兄さんが油をひきつつ焼いてくれた。ホットクって結構油使うんだね。

一緒に行った人と半分こして食べたホットクはとても美味しかった。なんなら一個食べたかった。(今思い返せば、夜に控えているご飯のことを考えると一個は軽めの地獄になったのだが)チーズが二種類入っててとろとろだし、キムチは美味しいし、生地もしっとりもちもちで美味しかった。個人的にアリランドッグよりも美味しいと思った。にこにこしながら時計を見ると時刻は17時。予約をしている夕飯の時間は19時。韓国のものを扱っている通りはを一通り見てしまった。空を仰いだ時に目に入ったのが窓の構造が面白い巨大建築だった。

行く?行ってみようか。

脇道にそれると閑静な住宅街。おしゃれな戸建がずらりと並ぶ。おしゃれに家を建てることによる弊害はないのか、家賃はいくらなのか。そんな都会にコンプレックスを少しだけ抱く郊外民のような会話をしてて建物を目指すこと20分。

 「早稲田大学西早稲田キャンパス」

学部を見ると理系の学部がずらりと並んでいた。鉄筋コンクリートに広い敷地。常日頃ビルディングキャンパスで生活をしているのでこういうザ・大学を見るとドキドキしてしまう。しかも、理系の学部、ど文系で理系科目にコンプレックスがあるのでドキドキしすぎて毛穴からよくわからない汗を吹き出してしまう。ひっそりと少しだけ散歩をさせていただいた。

その後、早稲田大学の隣にあった公園で逆上がりをしたり健康遊具で遊びつつふたたび新大久保まで歩いて戻った。夕飯の時間まではまだ少しあったのでたまたま見つけたコーヒーショップに入った。青い内装が素敵なお店で店員さんの眼鏡がお洒落だった。静かな店内の中、韓国語の会話がときどき聞こえてきてその日一番異国な感じがした。

酸味のあるコーヒーを飲み終わり、夕飯を食べる予定のお店に向かう。紫色の髪のお姉さまが案内をしてくれた。オススメのお酒を聞いたらマッコリをカシスで割ったお酒を勧められたがメニューに無くて、なんだかとても良かった。テーブルに小皿が10個にチヂミ、チーズダッカルビ、トッポギ、サムギョプサルが並ぶ。壮観だった。2人でコースを予約してしまったこともあり大量に目に映る。とても美味しかったが実際多かった。二時間目一杯使いどうにか食べきり夜の新大久保を歩く。今日も今日とて楽しかったなと思う。そのまま歩いて新宿に向かった。歩き過ぎでは?