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行った場所の記録

モーニング文化

最近、親しい友達に「名古屋旅行いきたい!」「モーニングのおすすめある?」と聞かれることが多いので、まとめてみようと思う。文章書くの好きだし。暇だし。コロナ自粛中だし。

まとめるにしても、わたしは成長の過程をほとんど東京で過ごしているし、親戚の8割が愛知県に住んでいてよく行くくらいなので軽く参考にする程度で読んでほしいです。この文章のソースはわたしがとてもお世話になっている親類一同と親類がお世話になっている喫茶店

 

あと、現在愛知県コロナウィルスの感染者数が全国2位です。持ち込まないよう、拾わないように現状が落ち着いてから遊びに行ってね。コロナが原因でモーニングや味噌カツ味噌煮込み外郎台湾ラーメンきしめんや天むすやナナちゃん人形がなくなることは絶対にないので。

 

①基本モーニング

はじめに、モーニングサービスって一体なに?というところから話して行こうと思う。

 

モーニングとは

茶店で朝行っているサービス。

一般的にはコーヒーにトーストとゆで卵が付いてくることが多い。すなわち、コーヒー1杯分の値段で朝ごはんが食べられちゃうお得なサービスなのである。

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愛知県の某チェーン喫茶店で提供されているモーニング

 

近年ではモーニングサービスも多様化していて、パンビュッフェをしているところや、パンの代わりにケーキの提供をしているところとかもある。多分検索するといっぱい出てくる。

トーストのメニューは選べることも多く(写真のトーストはシナモン)、その中には有名な小倉トースト(食パンの上に小倉餡とバターをのせたもの)があることも多い。

また、コーヒーチケットなる回数券を売っていることが多くて常連客は皆それを買っている。一大チェーン店のコメダ珈琲店でもこのサービスは行っているよ!

 

茶店の開店時間はだいたい6〜8時台と早いところが多く(下手すると5時台に開いてるとこもある)、地域密着型のところだと席案内がなく、各々自分勝手に席につくスタイルもある。

新聞や週刊誌がおいてあることが特徴。

お客さんは朝の散歩の帰りに寄る人、出勤前に寄る人、近所の人と談笑目的で来る人、さまざまである。

 

尾張民のモーニング

「朝喫茶店行ってもだあれもおらん!いかんなあ!コロナはえらいもんだわあ!」

愛知県尾張地方に住むこと75年、おそらく体の8割が喫茶店のコーヒーで形成されているわたしの祖父の最近の一言である。

この祖父は会社からの年金を打ち切られるかもしれないことでメンタルに大変なダメージを受けた日以外は喫茶店に行くことを今日まで欠かしたことのないヘビーモーニンガーだ。

すなわち、コロナレベルの災害にならなければ人々(ヘビーモーニンガーは除く)は日々モーニングを食べに行っているのである。

わたしの祖父宅が特にモーニングが盛んな地域であることも関係しているかもしれないが半径1キロメートル圏内に喫茶店が2,3軒は絶対にある。そして、それぞれの家庭に行きつけの喫茶店が2,3件程度ある。

家にいるお年寄りは毎日の日課としてモーニングを食べに行き、親戚と久しぶりに会う際にも喫茶店を使う。孫が来ればモーニングを食べさせるべく喫茶店に連れて行き、近所の人に何かのお礼をする時にはコーヒーチケットを手渡す。

個人経営の喫茶店では店員とお客さんが顔見知りになっていることも多々ある。おそらく、彼らにとっては喫茶店は自らの生活から決して切り離せない一部であり、文化である。

 

③モーニングの注意点

最近、モーニングサービスが有名になったことにより、サービス内容が一人歩きしていることがある。「意外とショボかった…」なんて思う人も中にはいるかもしれない。

最初に書いたように基本はコーヒーとトースト、茹で卵のセットがだいたい400〜500円程度で食べられるというものがほとんどだ。もし、豪勢なモーニングを食べたいのであればきちんとネットなどで調べて計画を立てるのが良い。

また、ふらっと個人経営の喫茶店に訪れると常連客しかおらず、標準語1,5倍速の尾張弁が空間にあふれていることがある。恐れなくても良い。彼らは早口で声が大きく言葉尻がやや強めなだけで基本は同じ親切な日本人である。多分ね。

 

④個人的解釈おすすめのモーニングの楽しみ方

これは名古屋観光をする際にどんなモーニングを食べたいか。によると思う。

例えば、豪勢なやつとか写真映えするようなモーニングを食べたい!などの観光目的でのモーニングを食べたいのであればネットのおすすめとかモーニング特集記事を見てちゃんと調べていくのが1番良いと思う。中には一日中モーニングやっていたり、トースト以外の品揃えも豊富なところがあったりするし、そういうところにのってるやつは観光客の人が来ることも多いだろうし。

もし、名古屋文化にずぶずぶに勇気を持って触れてみたい!異文化体験したい!と思うのであれば個人経営の喫茶店に朝早くにふらっと訪れるのがおすすめです。きっとそこではコーヒーとトーストとゆで卵が提供される空間で、各々コーヒーを楽しみ、常連同士簡単な挨拶を交わす年配のヘビーモーニンガーとこてこての尾張弁が溢れていることでしょう。

 

⑤最後に

愛知県に現在住んでもいないわたしが書いちゃっていいのかな、と思いながら震えながら書きました。軽めの参考にしてください。

あと、名古屋飯を食し、名古屋土産を買うのであれば名古屋駅の地下にあるエスカに行くんだ。絶対に。