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行った場所の記録

トルコ展に行ってきた

国立新美術館でやっていたトルコ至宝展に行ってきた。

先日、横浜に行った際に寄ったトルコ雑貨のお店が素敵だったことがきっかけだった。きらきらしたランプや食器、小物に惹かれたのは小さい頃おもちゃの指輪に憧れを持ったことを思い出させた。

場所は六本木駅。街並みも、歩く人もお洒落な人ばかりだった。ラフな格好をしている人はみんな小型犬を散歩させていた。

着替えるときに迷ったパーカーとブルゾン、ワンピースとトレンチコート。後者を選んで良かった。

新美術館はとても大きな美術館だった。あと、職員さんがみんな綺麗なお姉さんだった。エゴンシーレとクリムトの展示会が行われていてとても人気だった。今度はこちらを見よう。

チケットを購入して中に入ると広くて明るかった。長芋を半分に切ってひっくり返したような形の大きな柱の上に喫茶スペースがあったりした。ラピュタみたい。

トルコ至宝展のブースに向かい、入る。

はじめにトルコの歴史についての5分ほどのムービーを観た。イスラム教徒が多い国でヨーロッパと西アジアの境目に位置していてEUになかなか入れてもらえないということは知っていた。映像を観ていく中で不思議な感覚になった。西洋風の白い王宮、ただ、門に書かれているのはイスラムの言葉。あと、門をくぐる際には馬を降りなければならないとのこと。日本にもこういうのはあるなと思った。

映像を観終わっていよいよ展示品を見に行く、はじめに見たのはターバンの飾りだった。

すごい。ダイアモンド、ルビー、真珠、金。対して宝飾に詳しくない人でも知ってる宝石がゴロゴロ付いている。その後に金で作られた兜や、柄がエメラルドの短剣を見たし、手のひらほどの宝石がついた飾りもたくさんあった。また、そういった装飾品にはトルコの文字(トゥルクというらしい)で何か刻まれていた。宗教的な意味の言葉なのだろうか。

もしここに強盗でも入ったらとんでもない被害総額になるのだろうなと思ってぞっとしたりなんかもした。

同じブースで王が着ていたらしい服も見た。チャイナ服に似たカフタンという名前の服だった。ズボンがかなりゆったりとしているのが印象的だった。宗教儀式に使う用の服なども展示されいた。こういった布の展示品の中にはお祈りに使う絨毯のようなものも展示品されていたがチューリップの模様が描かれているものがいくつかあった。

トルコにおいてチューリップは重要な花のようで、あちらこちらにチューリップが描かれたものがあった。個人的にはチューリップというにはやや細長いそうな蕾ような印象を受けた。また、チューリップ意外にも色とりどりの花が描かれていて全体的に華やかで愛らしい感じのするものが多かった。

また、印象的だったのは中国産の皿に宝石をくっつけていたこと。渋い茶碗に宝石がくっついているのはカルチャーショックを受けた。こういった装飾技術が発展したというような説明が書いてあったけれどそういった方向性の文化混合はヨーロッパとアジアの境に位置するトルコならではなのかなと思った。

宝飾、文化混合、チューリップ。

ヨーロッパとアジアが混ざり合った展示品はどれも美しかったなと思う。全てを見終わって外に出た時ふと贅を尽くすってこういうことなのだろうかと思った。